VAT基礎情報

knowledge_title_pc

第12章 輸入およびVAT還付

1. 輸入の定義

輸入(Importation of Goods) とは、EU域外からEU域内に物品を持ち込む取引を指します。輸入時には通常、その国の関税当局によってVATが課されます。課税地は商品の輸入が行われる加盟国であり、輸入者が納税義務を負います。 VATは関税・輸入手数料などを含む課税価額に基づいて算出されます。
輸入時に課されたVATは、輸入事業者が課税取引を行う場合には後日控除(input tax deduction)することが可能です。
 

2. VAT還付の条件

VAT還付は、事業者が支払った仕入VATが売上VATを上回る際に発生します。還付にはいくつかの条件があります:
• 請求されたVATが正当な課税対象であること
• インボイスに必要事項が記載されていること
• 事業活動に関連する支出であること
EU内事業者であれば通常申告により還付を受けられますが、EU域外事業者の場合も「第13指令(13th Directive)」に基づき、相互主義(reciprocity)を条件に還付申請が認められます。還付申請は電子ポータル経由で行われることが一般的です。
この制度は国際的な取引における税の中立性を確保するものであり、特に越境ECやロジスティクス事業者にとって重要なコンプライアンス要素になっています。

INDEX

1.
1.
地理的適用範囲
2
1.
課税対象取引とは
3.
1.
軽減税率
2.
非課税品目
5.
1.
納税義務者とは
2.
リバースチャージとは
6.
1.
インボイスの記載事項
7.
1.
VAT登録
2.
VAT申告
3.
VAT還付
4.
ECセールスリスト
5.
イントラスタット
8.
1.
資産の譲渡の定義
2.
EU域内移送とは
3.
課税地
4.
納税義務
5.
課税標準
6.
三角取引とは
9.
1.
役務の提供の定義
2.
課税地
3.
B2Bの課税地
4.
B2Cの課税地
10.
1.
域内取得の定義
11.
1.
輸入の定義
2.
輸入の課税地
12.
VAT還付
1.
VAT還付の条件

専門チームがサポートします

海外の税対策はオプティへ

海外展開の際の各国の税に関する課題、税務登録、税務申告についてお気軽にご相談ください。ソリューションをご提案します。