インボイス制度(Invoice System)は、VAT取引の透明性と税額控除の正当性を確保するために設けられています。VAT登録事業者は、課税対象取引を行う際にインボイス(請求書)を発行し、仕入先や取引相手がその内容をもとに税額を控除できるようにします。
インボイスの記載事項 はEU指令および各国法で統一的に定められており、一般的に以下が含まれます:
• 発行者(供給者)の名称・住所・VAT番号
• 取引相手の名称・住所・VAT番号(B2B取引の場合)
• 発行日・インボイス番号
• 商品・サービスの内容、数量、取引日
• 課税標準(VAT抜き価格)、適用税率、VAT金額
• 適用される免税またはリバースチャージの記載(必要な場合)
インボイスは紙でも電子形式でも発行可能ですが、電子インボイスはEU全体で推進されており、今後義務化の方向に進んでいます(例:ViDA改革案)。これにより、取引・報告・申告のデジタル連携が強化されます。